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​教育方針について

Education

 

授業における教育方針

(学部1年生~3年生)

「高校の授業と大学の授業は全く違う」ということを強く意識させます.まず,わからない所があったらすぐ人(先生)に聞いて解決する,という姿勢は大学では通用しない,ということを理解してもらいます.その上で,PBL(Project Based Learning)やアクティブ・ラーニングを授業で取り入れることによって,未知の課題に対してグループ,プロジェクトメンバや自らで率先して動くことで解決させるようにしています.


多分,学生諸君からすると,「面倒見の良くない先生」に映るかも知れません.荒川は決して面倒見は良くありません.しかし,大学で何でもかんでも道標を示されながら進んでいく人と,自分で道を切り開く人,将来的にどちらが社会で通用するでしょうか.火を見るよりも明らかだと思います.
卒業後,就職するという学生が多いと思います.就職した後は,同僚,先輩,上司,基本的に教えてくれません.しかも入社した学生には
「即戦力」としての力量が求められています.大学の性質もありますので,「即戦力」として企業で通用する人材に育ってくれることを見据えた授業をしています.そのため,「面倒見の良くない教育」を,教育方針としています.


基本的に授業はハイレベルです.中堅私大や国公立大学と同レベルの内容です自らを高めるためには,現状維持ではなく,ハードルを高く設定した学習をする必要があります.しかし,土台無理な授業を行いません.少し自分で唸って考え,自ら率先して図書室やインターネットで調べればすぐに解決できるレベルです.先に述べたように,難しい課題であっても,しっかり考え,調べ,高みに向かって進む人であれば,何ということはありません.

なお,
3年生から,学会で発表させるのも荒川研究室の特徴です.研究の質は少し置いておいて,人前で自分の成果を話すことに対して場馴れをしてもらうことを目的としています.学生諸君も自信が付き,これからの就活に繋がるものと思います.

クラスの生徒

卒業研究の方針

荒川の教育方針は,基本的には学部1年生~3年生と同様に,「自主自律」をモットーとしています.基本的には学生主体で動くことを是とし,荒川からは具体的にアクションをすることはありません.しかし,研究となると,とてもすぐに解決できないレベルの内容もあります.その場合は,荒川も一緒になって考え,学生と共に解決を図るようにしています.


卒業研究のテーマについては,H29年度からは,学生の興味に基づくテーマにしています.学生には,研究室に配属になる2月から3月に掛けて,自分の興味に基づく論文を多く読んでもらいます.「モノづくり」「食べ物」「音楽」「医療」なんでも構いません.「こういうことをやりたい!」という気持ちになることが大切です.学生には3月末に自らがやりたいテーマを立案してもらい,荒川自身の研究内容や能力と照らし合わせて,テーマを実施するための具体的な手法などを検討して行きます.
これまではトップダウン式のテーマ設定でしたが,自動車に対して興味を持っている学生が年々減少していること,また,荒川が大学に異動したこともあり,自動車という枠に囚われず,色々な研究を進めたいというモチベーションがあるため,ボトムアップ式のテーマ設定に変更しています.従って,「機械設計などは苦手なので,他のことをやってみたい…」「プログラミングや電子工作は好きなんだけど…」という学生にとっては(とっても?)荒川研究室における研究活動はやりやすいことと思います.


4年生で就活の時期になると,就活を口実にして大学に来ない,という事態が往々にしてあります.大学に来るというリズムが乱れると,卒論が佳境になった際に,大学に行くことが億劫になります.そのため,毎日必ず研究室に来て,就職活動(エントリーシートの作成や面接練習など)も研究室で行う,息抜きで研究を行う,という生活習慣を身に付けられるようにしています.
更に,企業と同様に,毎週,
「週報ミーティング」を実施し,「週報」と呼ばれるレポートを提出した上で,毎週の進捗を報告することとなっています.企業では「週報」を書くことが殆どかと思います.そこで,今のうちから,自分の進捗をコンパクトに纏める訓練をしています.更に,文章を作成することにより,履歴書やエントリーシートを作成するための日本語の練習にもなります.加えて,毎週報告することで,自分自身の進捗を振返り端的に説明する能力も身に付きます.

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卒業後

基本的に就職する学生が多いですが,荒川研究室で学んだことを活かして多方面で活躍しています.学生の中には他大学の大学院に進学する者もいます.但し,荒川自身は本学の大学院への進学は勧めていません.荒川自身が,学部,博士前期課程,博士後期課程と全て違う大学で学んだこともありますが,大学によって,研究室によって,雰囲気や風土は様々です.自分の能力が他大学で通用するかを見極めるチャンスでもあります.いわば,他流試合を経験して,スキルアップに努めてくれることを希望しています.また,新しい世界に飛び立つことによって,新たな人脈作りができるというメリットもあります.

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研究室所属学生の受賞実績

  • 日本知能情報ファジィ学会関西支部学生研究発表会2017 敢闘賞(瀧谷悠, 荒川俊也: 楽器の音色推定における機械学習の適用)

  • 計測自動制御学会 システム・情報部門学術講演会2016 研究奨励賞(藤城孝彰, 荒川俊也: 自動運転に対する依存とシステム破綻時のヒューマンファクタ)

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